矢 野 純 T O D A Y 瓦 版

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2019年10月21日「東北旅行・出発編」

  8月に、会社独自の勤続25年休暇制度を利用して

  東北を旅行する計画を立てていました。


  私は山形大学工学部に入学して

  1年生を2年間して退学になったことがあります。

  その後、地元の宮崎に戻って就職しました。

  就職から25年間生きてこられた記念に山形へ行って

  時間が過ぎた事を感じてみようと思いました。


  10月の初めまでは台風の影響を受ける恐れがあると思ったのと

  関係各位との調整の結果、

  10月12日に出発し、10月19日に帰り着く日程になりました。

    10月12日 宮崎→(東京経由)→草津
    10月13日 草津→(新潟経由)→佐渡
    10月14日 佐渡→新潟
    10月15日 新潟→秋田
    10月16日 秋田→岩手花巻→宮城
    10月17日 宮城
    10月18日 宮城→山形
    10月19日 山形→(東京経由)→宮崎

  

  8月から計画を練り始めて

  出発1か月前には宿や交通の手配を終えていました。

  早くから手配したので、良い宿やお得な切符が予約できました。


  作った計画をじっと見て、頭の中で移動する様子を空想してみると

  時間的に無理な所や、無駄のある所に気付くんです。

  予定を調整しなおして、空いた時間に別の予定を詰め込んで

  朝から夜中まで分刻みの過密スケジュールになりました。


  宮崎辺りは台風発生から1週間位で最接近することが多いです。

  旅行期間の1週間前である10月5日から10月12日の間に

  台風が発生したら、進路によっては影響を受けて

  飛行機が飛ばなくなったりして困ります。

  出発の2週間位前から天気図の長期予報ばかり見ていました。


  気象衛星の雲の画像の、日本の南東、グアムの辺りに雲が現れました。

  日本の南部の海水温が、9月末になっても平年より高い状態でした。

  この雲が海水からの沢山の湿気を吸って成長し、

  台風になるような気がしました。


  その雲が やがて熱帯低気圧になり、2019年の台風19号になりました。

  気象庁の予想進路や、海外の気象団体の予想進路を見たり、

  Windy.comで風や雨の予想を動かしてみて

  旅行に影響するか、何日頃に最接近するか心配していました。

  

  日本の半分が収まる規模の台風が上陸したら

  犠牲者が出るだろうと私は思いました。

  テレビでは連日、警戒を呼び掛けていました。


  私は12日の8時10分に宮崎空港を離陸して

  9時45分に羽田空港に着陸する便を予約していました。

  通常は1日前に発表される、航空会社の運航の見通し情報が

  台風19号を受けて数日前に発表されました。

  欠航の恐れがあるので旅行日程の変更を呼び掛ける内容でした。


  予想進路の12日9時の位置を見ると、飛行機は飛びそうな気もしました。

  しかし運よく東京に着いたとしても

  雨や風で鉄道が運休になれば行き場を失うし

  翌日13日は台風15号のときと同じように

  倒木の撤去などで関東の鉄道は運休が長引くだろうと思いました。


  関東の混乱を回避して、別のルートから12日に草津に着く方法が無いか

  考えたのですが、仮に草津に着いたとしても外は暴風で観光は無理ですし

  鉄道が被災して運休すれば草津から出られなくなりそうでした。


  出発の2日前の10日に計画を変えることにしました。

  12日には出発できそうもなかったので、13日に出発するようにします。

  1日間日程を短縮するので、予定を1日分中止しなければなりません。

  

  12日に草津に行き、13日に佐渡に渡り、

  14日に佐渡を観光するつもりでした。

  佐渡に渡る船に乗るのですが

  台風が遠くにあっても波は高い状態が続くため

  台風前後の数日間は佐渡に行く船が欠航するだろうと思い

  佐渡をキャンセルして13日に草津温泉に着くことを考えました。


  東京から電車で草津に入るルートは倒木などで難しいだろうと思いました。

  台風の進路から東海、関東、東北の太平洋側は被害があるだろうと思い

  13日に伊丹を経由して新潟に入り草津を目指すルートを選び

  飛行機や宿を予約しなおしました。


  私が予約した乗り継ぎ便は座席が100席未満の小型機だったため

  機内に持ち込める荷物の大きさに制限があり

  中型機では機内に持ち込めるサイズのキャリーバッグも持ち込めません。

  あらかじめ、予約した草津温泉の旅館に荷物を送っておきました。

  台風の影響を考えて通常よりも1日早く発送しました。


  11日になって12日の航空機の運航の詳細が判りました。

  当初予定していた羽田便の欠航が決まりました。

  また、伊丹経由新潟行の

  12日の早朝の便が飛ぶかもしれないことが判りました。


  13日の新潟行を予約してあったのですが、もしそれも欠航したら

  旅行の予定をさらに削らないといけなくなります。

  12日の便は欠航する恐れのある危ない橋で

  仮に新潟に着いたとしてもそこから前に進む方法が無いため

  新潟のホテルに缶詰めになるとも思ったのですが

  少しでも前に進めるなら、その後の移動作戦を練りやすくなると思って

  12日の便に予約変更しました。


  12日の朝5時に自宅を出発して宮崎空港に行きました。

  伊丹便は欠航にならず、手荷物検査が始まりました。

  7時35分発の飛行機で伊丹空港へ行きました。

  

  伊丹空港に着いて、乗り継ぎの新潟便の搭乗口に急いで行きました。

  搭乗開始2分前に搭乗口に着きました。

  待合室のモニターに、新潟便欠航のお知らせが表示されていました。


  伊丹空港のカウンターに行って予約変更が出来ないか尋ねたのですが

  私のプランの分は13日の夕方まで満席ということだったので

  新潟便の分を払い戻してもらって

  改めて明日13日9時20分発の新潟便を

  ほぼ定価のプランで予約しなおしてから

  この日は新大阪駅近くのホテルを予約して部屋に入りました。

  

  晩、テレビニュースで伊豆半島や関東の被害の様子が次々流れました。

  この台風で沢山の川の堤防が決壊して沢山の犠牲者がでました。

  トヨタの通れた道マップや鉄道の運行情報、雨量の予想を見て

  草津に入る方法を考えていました。


  明日の朝、新潟便が飛ばなかったら

  新幹線の復旧を待って東京からとも思いましたが

  被害の状況を見て難しいだろうとも思いました。


  13日に伊丹空港で新潟便の搭乗を待っているときに

  草津に入れるJR吾妻線が被災して

  長期運休することになったと知りました。


  新潟から草津に自動車で行けないか

  日本道路交通情報センターのサイトやトヨタの通れた道マップを見ると

  高速道路が雨で通行止めになっていました。

  予報では新潟の雨は、これから止む方向でした。

  もし雨が止んで高速道路が通れるようになれば

  そこから草津への一般道は辛うじて繋がっていることが判りました。

  

  新潟便に搭乗し、新潟空港の近くで上空から

  阿賀野川の堤防が決壊した箇所を見ました。


  10時30分に新潟空港に着いてからロビーでタブレットを取り出して

  調べ、新潟の高速道路が通れるようになった事が判りました。

  レンタカーを予約して新潟駅に向かいました。

  

  レンタカーで13時に新潟駅を出発して

  17時35分に草津にたどり着きました。

  道路を予習する時間が無かったから

  途中、道を間違えて通れないルートに行ってしまったり

  草津温泉では離合が難しい狭い道路に

  観光客が前後左右に沢山歩いている所を車で通ったりもして

  宿に辿りつくまで、もう極限に疲れました。

  

  

  

  疲れが出て、風呂上がりに立ち眩みがあったので養生しました。

  持病の薬を入れたバッグを事前に草津温泉の旅館に送っていたため

  草津温泉に辿り着くことが出来てほっとしました。

  

  お得な切符を使い、57000円で着けるはずだった草津温泉に

  106000円掛って辿り着きました。

  旅行の赤字額が拡大したけど

  やり直しの利かない旅行だったから、出発できて本当によかったです。

  

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